2025-4-14

大阪産業大学と共同研究第2弾_高速炭化炉でカンナ屑の炭化

先日の大阪産業大学における山田教授が開発された減圧蒸留器を使用した蒸留水の採取後、その搾りカス(岡山産檜のバレル製作時に発生したカンナ屑)を山田教授開発の高速炭化炉に入れさせていただきました。この炭化炉を使用すると、煙が出ずに約半日で資材を炭化することができるとのこと。

当日は、大阪産業大学研究室の皆さんにもご尽力いただき、大学も敷地内で実証実験をさせていただきました。


この炭化炉は、開発第一号機とのこと。最新機にはいくつかの改良が施されているそうで、さまざまな公共団体などで活躍しているとのことです。この炭化炉に資材を入れるだけで、熟練を必要とせず、精錬度の高い炭が出来上がり、収炭率は100%とのこと。

山林を抱える地域では手入れの行き届かない竹林が増え、竹の伐採や処分に苦労をしています。

そこでこの高速炭化炉により良質な竹炭を生成することができたなら、、。

弊社でのバレル製造時に発生するカンナ屑や端材も費用を支払って処分していましたが、副産物として有効利用でき、蒸留水、精油、炭へとアップサイクルできたなら、、夢が広がります。

当日の実験の様子動画をアップしています。
https://www.youtube.com/shorts/qlfNFwagHUo

そして、出来上がった炭の導電検査をしています。
https://youtube.com/shorts/Y5Q2e5PxQh8